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●園芸療法のはなし1
●園芸療法のはなし2
●園芸療法のはなし3
園芸療法の歴史
園芸療法は、1950年代から、アメリカでは戦争帰還兵の心のケアとして、
ヨーロッパでは障がい者の社会復帰・参加の一環として発展してきました。
日本では1990年初め、療育・福祉・治療の一つとして園芸療法が紹介されました。
園芸作業の主役は植物ですが、園芸療法は植物を育てる人が主役です。植物の種類は選びません。
園芸療法の対象者は、子どもから成人・高齢者まで。疾患や障がいを問いません。
すべての人の充実した生活を応援します。
植物の心地よい刺激からのストレス軽減、育てることよる意欲回復や適度な運動が生活改善につながります。
また、植物を介した活動は他者との共感を得やすく、社会的健康の増進も期待できます。
~花の癒しの効果を実証~ 花の画像でストレス緩和
ストレスを与えた実験参加者に花の画像を見せると、ネガティブな情動が減少し、
ストレスにより上昇した血圧やストレスホルモンの値が低下したという研究結果が
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構より発表されています。
そのうえで、より人の目を惹く「生花」は「花の画像」よりも効果的であると考えられます。
花を生活に取り入れることは、身近にできるストレス緩和方法といえるでしょう。
近年、医学的・科学的な観点から検証され、「癒やし」だけでなく、
代替医療や予防医療といった医学の分野でも注目されるようになりました。
病院や福祉施設をはじめ、学校や高齢者向けの住宅、団地、公園などさまざまな場所で活用されています。